イーサリアムのスパムアタックに対する現状の対処とハッカーのリスク
本日2つ目の更新で前回に続きます読んでない方はそちらも確認してください
ミストのアップデートとエラーの対処法
上記コマンドでエラーが出たという報告があり(Ver1.4.12)
データベースを一度初期化でいけるそうです。
/geth removedb
/geth upgradedb
またMistが2,283,416ブロックからクラッシュする問題も出てるようで下記にてアップデートしてください。
結論
さて、1回目の攻撃のメモリーエラーは2次災害みたいなものでした。ですが今回のEthereumネットワークへの攻撃はイーサリアムのガスプライスの隙をついた攻撃であり、かなり深刻な問題が露見したことになります。
1回目のイーサリアムクライアントへの攻撃は上海のDevconにより、各イーサリアム著名人が上海に集まるのを狙われた攻撃であり、その後ETC(イーサリアムクラシック)に対してマイクロソフトがスポンサーになったことを発表、そしてPoloniexでイーサリアムクラシックにアッパーが入った後、2回目のアタックと明らかに狙われて行われたことだと自分は分析しています。
*ちなみにマイクロソフトからのメッセージとしては「我々は常にテクノロジーの進歩が社会にいい影響を与えてくれると信じているから色々バックアップする」だそうです。
The #ethereum network has had another DDOS attempt but everyone is on it. Have patience. https://t.co/BwR1GLfjf8 pic.twitter.com/NnurklPLGB
— Lefteris Karapetsas (@LefterisJP) 2016年9月22日
実際に攻撃が起こった際は上記の様な状態で戦っていたイーサリアム陣営
ヴィタリックが言っている様に、即座の修正は困難な状態であり今後も攻撃が続く可能性があります。イーサリアムクラシックに対してのDDoSアタックとはわけが違うとても強烈な攻撃となりました。
コミュニティの中ではイーサリアム(ETH)のショートを入れた後の攻撃じゃないかという予測も立っていましたが完全にイーサリアムネットワークが落ちる可能性がありその可能性は低いのではないかというのが自分の意見です。
現状の防衛手段とその問題
ガスプライスを上げるという防衛ラインの引き上げしかできていないというのが現状であり、イーサリアム陣営はかなりきつい情況ですね
ちなみに攻撃は1ブロックにつき460万ガスを消費(470万のガスリミット)ガスプライスは1ブロックにつき0.1ETHで1分で4.5$のコストがかかっていたようです。
Calling all miners: please vote gas limit back up to 1.5 Million https://t.co/iP9eb1oRFO #ethereum #blockchain
— Ethereum (@ethereumproject) 2016年9月24日
そのため上記のようにガスプライスの引き上げの賛成をしてくれとイーサリアムプロジェクトのツイッターはツイートしています。
それによって攻撃者の払うコストは1分間に$110まであげることができます。ですがこの対策は現状他のユーザーへのコスト負担を強いることとなり完全なるコストアップは難しいのではないかと思われます。
相場のすすめ?
これは同じガスを使うイーサリアムクラシックにも言えることですが、現状イーサはかなりやばい状態ではないかと思います。更に強力な攻撃をイーサリアム(ETH)に対して仕掛けてくる可能性が高いのではないかと思います。
両者とも利確できるのなら利確し、短期デイトレで入るほうがいいのではないかと思います(リスク回避)
*上記は自分の分析であり、相場の今後はニュースによって劇的に変わる可能性もあります
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